21 Apr 2018

家族の一員、そして大好きな愛猫さん。できることなら、いつまでも一緒にたくさん素敵な思い出を残していきたい…。猫を飼う飼い主さんなら誰しもが思うことでしょう。
願わくばずっと一緒にいたい…と思うところですが…。猫ちゃんの寿命は、人間よりも短いもの。どうしても私達が取り残されてしまうことの方が多いのです。
でも、1年でも2年でも長く…愛猫との時間を一緒にすることができるなら、それに越したことはないはず。
今回は、愛猫を長生きさせるためのポイントや猫の平均寿命などについてお話していきます。
猫の年齢と平均寿命
猫ちゃんは人間よりも遥かに早く年をとっていきます。だいたい人間の1年が猫ちゃんにとっては4年くらい。あっという間に、飼い主さんの年齢を超えてしまうのです。
ちなみに、猫ちゃんの年齢は次の通り。(左が猫ちゃんの年齢、右が人間年齢です)
<子猫期>
・生後1ヶ月…1歳
・生後3ヶ月…4歳
・生後6ヶ月…10歳
<青年期>
・1才…15歳
・2才…24歳
<成猫期>
・3才…28歳
・4才…32歳
・5才…36歳
・6才…40歳
<壮年期>
・7才…44歳
・8才…48歳
・9才…52歳
・10才…56歳
<中年期>
・11才…60歳
・12才…64歳
・13才…68歳
・14才…72歳
<老年期>
・15才…76歳
・20才…96歳
以上が、人間に換算した時の大まかな猫ちゃんの年齢となります。いかに早く年をとっていくのか、実感してしまうものですね。
猫ちゃんの平均寿命は15歳~16歳くらい。人間に換算すると76歳~80歳となりますね。
また、男の子よりも女の子の方が長生きしやすい傾向にあるようです。…といっても、男の子でも長生きしている猫さんはいるので、個体差や環境が大切となります。
さらに、外を自由に行き来させている猫ちゃんよりも完全室内飼いの猫ちゃんの方が長生きしやすいというデータも出ているようです。
猫を長生きさせるためのポイントとは?
さて、世の中には20歳や25歳などとっても長生きな猫さんが話題となっています。飼い主さんであれば、うちの子もそうなってほしい!というのが本音。
それでは、長生きしてもらうためのポイントをご紹介していきましょう。
トイレは常にキレイを心がける
猫ちゃんのうんち、おしっこは健康のバロメーター。一見元気そうでも、おしっこやうんちに異常があれば何かのサインかもしれません。
いち早くおしっことうんちの異常に気づけるためにも、できるだけトイレはキレイな状態を保つことが大切です。うんちをしたらすぐに片付ける、こまめにおしっこの状態をチェックするなどして気にかけるようにしましょう。
血便や血尿が出ている、下痢をしている、おしっこが少ない(出ていない)など異常に気づいたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
環境の変化が起こった時は特に注意して
猫ちゃんをはじめとした動物達は、とにかく環境変化に弱い生き物です。引っ越しで新しい家に行く、譲渡などで家族が変わる、新しい猫や犬が増える…などなど。こうした環境変化によって受けるストレスは相当なもの。特に新しい動物が増える場合、猫ちゃんはかなりのストレスを受けると言われています。
このようなストレスが重なると、体調不良や免疫力の低下に繋がる可能性も…。環境変化があった場合は、猫ちゃんのことをいつも以上に気にかけてあげましょう。新しい子が増えた場合は先住猫ちゃんへの愛情をたっぷり表現してあげてくださいね。
適度な運動を心がける
人間と同じように、猫ちゃんたちも適度な運動を毎日行うことが健康の秘訣となります。おもちゃやキャットタワーなど、猫ちゃんが自主的に遊べる空間づくりに励んでみてください。
とはいえ、猫ちゃんによっては寝るのが大好きでなかなか自主的に遊んでくれない子もいますよね。その場合は、飼い主さんの方からおもちゃで誘ってみるなどして、運動させるように工夫してみましょう。色々なおもちゃを試すうちに、猫ちゃんが自主的に遊びたくなるようなお気に入りのものに出会えるかもしれません。
窓のある部屋に行けるような環境づくり
基本的に完全室内飼いの猫ちゃん達は外の世界をほとんど知りません。しかし、窓から外を眺めることが好きな猫ちゃんは多いもの。外の景色を眺めたり、飛んでいる虫や鳥に興味を示したり…。そうしたことが、猫ちゃんにとって良い刺激をもたらしてくれます。
また、人間と同じように猫ちゃんも日光浴が健康に繋がります。日当たりの良い場所に行けるよう、工夫してあげてくださいね。
7歳以降は半年に1回の定期検診がオススメ
7歳以降は猫ちゃんもなかなかの年齢となってきます。ペットショップなどで販売されているフードの中には、7歳以降のものがシニア用とされていることもありますね。
このように、7歳以降は色々と気をつけていかなければならない時期となってくるわけです。できれば1年に1回や半年に1回くらいのペースで、定期検診を受けるようにしましょう。
予防接種、フィラリア予防もしっかりと
うちの子は家猫だから、予防接種やフィラリア予防はしなくて大丈夫…なんて思っていませんか?
それはNGです。
たしかに猫ちゃんは家の中でのみ生活しています。しかし、私達飼い主は外の世界を頻繁に飛び歩くもの。
猫ちゃんが外に行かなかったとしても、飼い主さんの靴や服などに菌が付着して猫ちゃんが病気にかかってしまう…。そんな可能性もゼロではないのです!また、動物病院に行った時にたまたま病気をもらってしまうという可能性も否めません。
フィラリアについても、昔はわんちゃんだけに危惧されていた病気ですが、最近では猫ちゃんにも危険性があることが分かっているものです。対象が蚊ですから、いつどこで刺されるかもわかりません。
こうした様々な脅威から愛猫を守るためにも、1年に1回の予防接種とフィラリア予防はしっかりと行いましょう。
いかがでしたか?
世間でも話題のご長寿猫ちゃん、その仲間入りをするためには日頃から愛猫の環境や健康を気遣うことが大切です。少しでも長く、一緒に生きるために…。ぜひ、猫ちゃんの環境や健康づくりに目を向けてあげてくださいね。
ぷぴ子
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