20 Apr 2018

最近、猫や犬を飼う場合において必要なこととなっている去勢・避妊手術。
比較的危険性の低い手術…ではありますが、やはり全身麻酔を使うこと、体にメスをいれること…。愛猫にとって、危険な気もして気が進まない…という飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
果たして、飼い猫の去勢・避妊手術は必要なものなのか?しなかった場合、どのようなデメリットがあるのか?
今回は、飼い猫の去勢・避妊手術にまつわる話をしていきます。
そもそも去勢・避妊手術って必要なの?
結論から言うと、手術はすることを強くおすすめします。私の飼い猫も去勢手術をして、遠い昔にたまたまくんとおさらばしました(笑)
といっても私の場合、初めて猫が来た時(拾い猫でした)はそういった知識が全く無く…。去勢手術はしていませんでした。
考えるようになったのは、二人目が来たあと。二人目が子猫の頃は何もなかったのですが、1歳を過ぎた頃だったでしょうか…。二人目の子が家中にくっさ~いニオイのオシッコスプレーをしまくるようになってしまったのです!
柱や床、壁、終いにはベッドや布団にまで…(泣)ニオイを取るグッズを使っても完全にニオイは取れないし、寝具にされた日には臭くて眠れない…。どうしたものか…と、色々調べてみたところ去勢手術を知ったのです。
早速かかりつけの先生に相談してみたところ、去勢手術によるメリットを色々と教えてもらい、手術に踏み切りました。
もちろん、不安があったのも事実です。麻酔を使うし、必ずしも安全なわけじゃない…。でもその先生、すごく猫に詳しい方で。本当に信頼していた先生だったので、割と安心してお任せできました。
なので、手術をする場合は信頼のできる先生を探すことが結構重要になってくるんじゃないかな、と。
手術の結果…うちの二人目の子はスプレーしなくなり、甘えん坊度がマシマシになりました(笑)(中には去勢をしてもスプレーしちゃう子がいるらしいです)
ちなみに、去勢・避妊手術をする場合のデメリットとメリットを簡単にまとめておきますね。
<デメリット>
・全身麻酔のリスクがある
・食欲が増すため肥満になりやすくなる
<メリット>
・男の子、女の子特有の病気を防げる(前立腺、子宮の疾患など)
・攻撃性が低下する場合もある(縄張り意識が低くなるため落ち着く子が多い)
・甘えん坊度が増すことも
・スプレー行為をしなくなる
・外に出て妊娠してきてしまうリスクを防げる
・発情期のストレスを軽減できる
…と、このようにデメリットに対してメリットが圧倒的に多いわけですね。
特に飼い猫を外に出す…という飼い主さんは、必ず去勢・避妊手術をすることをおすすめします。
外に出た時、飼い猫が野良猫と交尾して子供ができてしまう…という事態を防ぐためです。これを防ぐことで、野良猫の殺処分軽減にも繋がります。
あと、実際に私が経験した「去勢手術してよかった~」と思うのは、スタッドテイルですね。
これ、男の子の猫ちゃんに多いのですが…尻尾の付け根から尻尾にかけて油っぽくなってしまうもので。ブラッシングしたり、シャンプーしたり、シャンプーシートで拭いてもなかなかおさまらない…。
放置しておくと、皮膚に炎症が起こる可能性もあると聞いていたので、どうしたものか…と本当に悩んでおりました。
それが去勢手術した後、少しずつなくなってくれたのです!今では油っぽいことは全くありません!
こうした経験談から、私としては飼い主さんに手術を強くおすすめしています。
去勢・避妊手術、やらない場合の危険性は?
去勢・避妊手術…どうあがいてもデメリットはあるのでやりたくない…と思う人もいらっしゃるでしょう。実際にやるかどうかはやはり飼い主さん次第なので、何とも言えませんが…。
手術をしなかった場合、男女特有の病気を危惧する必要があるなど、気にかけなければならない点も出てくるので注意しましょう。
野良猫を増やさないためにも、手術をしない場合は外に出すことはNGです。必ず室内飼いを徹底してください。
また、どうしても発情期の夜鳴きなどが酷くなりやすく、飼い主さんの睡眠不足に繋がったり、近所迷惑になったりする可能性もあります。他にもスタッドテイル、スプレー問題などなど、考えることは山積みです。
こうした問題を解決するためにも、まずは信頼のできる獣医師に相談してみることをおすすめします。
いかがでしたか?
飼い猫の去勢・避妊手術は義務付けられているものではありませんが、野良猫事情や飼い猫のストレス、病気のことを考えると必要不可欠なものといえます。安心して飼い猫を任せられる先生を見つけるところから、取り組んでみてくださいね。
ぷぴ子
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