6 Apr 2018

猫さんといえばもふもふで柔らかなしっぽ!ついついちょっかいだしたり、もふもふしたりすりすりしたり…と、やってしまいたくなりますよね。
そんな猫さんのチャームポイントとも言えるしっぽ、実は猫さんの気持ちを表現する場所でもあるってご存知でしたか?
ここでは、しっぽで分かる猫さんの気持ちについてご紹介します!
今どんな気持ち?猫さんのしっぽでその時の気持ちを知ろう!
猫さんの気持ちがわかれば、猫さんに接するタイミングなどもよりわかりやすくなりますね。
それでは、しっぽの状態別にどんな気持ちなのかをご紹介していきましょう。
しっぽをピンと垂直に立てている
猫さんがしっぽをぴーんと床に対して垂直に立てている状態。これ、親愛や友好的な感情を抱いている証です。
もともと、しっぽを垂直に立てる行為は母猫と子猫との間のコミュニケーションの一つ。母猫が子猫のお尻をキレイに舐めてあげる時、子猫が母猫に見つけてほしい時など、このような時にしっぽをぴーんと立てるわけですね。このため、猫さんは基本的に信頼している相手にしか、しっぽを立てることはありません。
しっぽを立てた状態で飼い主さんに近寄ってきたり、スリスリしてくる場合は信頼している証です。思いっきり撫でてかわいがってあげてくださいね。
しっぽを弓のように曲げる
しっぽの先が背中の上にくるような感じで曲げている時は、興奮しているサイン。猫同士でじゃれあっている時、飼い主さんとおもちゃで遊んでいる時にテンションが上がってくるとこのようになります。興奮しているので、思わぬ猫パンチに注意してくださいね。
しっぽがぶわっと膨らむ
しっぽがモップのようにぶわっと膨らんでいるとき、これは驚きや威嚇、警戒などを表しています。突然大きな音がしてびっくりした時などに、このような状態になるのを見たことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ちなみに、威嚇状態でしっぽが膨らんでいる場合、攻撃型と防御型があります。
前者の場合、しっぽは膨らんだ状態で地面に垂れており、時折しっぽの先が揺れることも。これは猫同士の喧嘩において、強い猫が行う威嚇とされており、攻撃態勢に入っていると言えるでしょう。
また、後者の場合は攻撃型と違ってしっぽを立てた状態となっています。攻撃型と違って、「近寄るな!」という気持ちが強い威嚇なので、しっぽだけでなく全身の毛を逆立てると同時に体を横向きにさせ、自分の体を大きく見せようとするのが特徴です。
しっぽを大きく振って床に叩きつける
しっぽを振る…というと、わんちゃんの喜びの表現が連想されますが、猫さんの場合は不機嫌な証拠なので注意が必要。撫でた時や触った時にバシンバシンと音がなるほど床をしっぽで叩いている場合は、「今は構ってほしくない!」という気持ちの現われです。この時はあまり構わないようにして、そっとしておきましょう。
寝ている時に名前を呼ぶとしっぽを振る
寝ている時、名前を呼んだらしっぽをゆるく振る…ということもありますね。これは、不機嫌というわけではないので安心して下さい。
寝ていて起き上がったり鳴くのが面倒だからしっぽで「聞こえてるよ~」と返事しているのです。気持ちよく寝ている証拠なので、そのままそっとしておいてあげてくださいね。
猫のしっぽは急所でもある?
さまざまな動きで猫さんの感情を表現してくれるしっぽですが、実は猫さんにとっては大切な急所でもあります。
猫さんのしっぽには、脊髄と繋がった神経が通っているだけでなく腰椎の神経、血管なども通っているため、とても敏感です。このため、しっぽにダメージを受けると神経や血管を傷つけてしまう可能性もあるので、危険です。
万が一何らかの原因によってしっぽの神経や血管が傷つくと、しっぽが動かなくなってしまうこともあります。猫さんのしっぽが全く動かない場合は、何らかの疾患にかかっている可能性も考えられるでしょう。
いかがでしたか?このように、猫さんのしっぽは自分の気持を表現するための大切な一部となっています。日頃から猫さんのしっぽを観察して、よりよい関係を築いていきたいですね。
ぷぴ子
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