2 Apr 2018

これから一人暮らしをしよう!…という人もたくさんいらっしゃることでしょう。一人の時間を自由に作れて、気楽な日々を過ごせるのがメリットな一人暮らし。
でも、いざ一人暮らしを始めるといつでも一人、という状況に寂しさを感じてしまうこともあるものです。そこで、一人暮らしを始めた人の中には「寂しいから動物を飼いたい」と思う人も少なくありません。
特に今の世の中は圧倒的猫ブーム!TV番組や雑誌などの猫特集を目にして「猫飼ってみたいな~」なんて思う人も多いハズです。
でも、一人暮らしだと猫を飼えるのか、大丈夫なのか…と、色々心配になってしまいますね。安心して下さい。たとえ一人暮らしでも、ポイントを踏まえていれば安心して猫ちゃんと過ごすことが可能です。
ここでは、一人暮らしの人が猫を飼うときの注意点やポイントについてご紹介していきます。
一人暮らしの人が猫を飼う時、頭に入れておくべきことは?
猫を飼うと言葉にすると簡単なことですが、実際は容易な事ではありません。
猫さんもみんな、1つの命を持って生きているのです。猫さんを飼うということは、その生命を自分が預かるということ。決して、生半可な気持ちで飼うことを決意してはいけません。
とにかく重要なのは、その子と生涯を共にする覚悟があること。さらに、経済的にその子のお世話をするための余裕があること。
どんなに愛情があったとしても、途中で捨ててしまったり、いざという時に病院につれていくお金がなければその子を生涯大切にすることはできません。
実際、飼い主の中には猫さんを引き取ったはいいものの、予想以上に手間がかかったなどの理由から捨ててしまう人が少なくないのです。
2016年度の統計では、日本での犬猫殺処分数合計はなんと5万以上…。
可愛いからと覚悟ないままに飼って、捨てたり保健所に連れて行ってしまう飼い主さんは実に多いのです。そうした悲しい現実をなくすためにも、飼う前に自分の中で命についてしっかり考えるようにしましょう。
猫を飼う前に必要な準備について
一人暮らしの人が猫を飼う場合、まずは下準備をしっかりしておかなければなりません。
ここでは、必要不可欠な準備についてお話していきます。
住居が「猫可」の物件であること
ペットブームな近年では、ペット可物件も増えてきています。しかし、ペット可物件といっても「犬だけOK」というところもあるので注意が必要。
猫はどうしても習性から家具や壁で爪とぎをしたり、縄張り意識から柱などにオシッコをしたりなど、物件に被害を出してしまいがちです。そのため、それらの行為を嫌がって猫はNGとされる場合もあるのだとか。
猫さんが飼いたい場合は、不動産に相談する時にペット可を探してもあるのではなく、猫がOKな物件を探してもらうようにすると良いでしょう。たしかに大家さんの中には猫を嫌がる人もいますが、近年の猫ブームにのってOKしてくれる人も増えてきています。
必須のグッズを準備する
猫さんを飼うには、当然必要不可欠なグッズがあるのでそれを用意しておく必要があります。
基本的に、必ず用意すべきものは次の通りです。
- ご飯と水用の食器類
- 猫用トイレと砂(トイレによってはシーツも必要)
- 爪とぎ
- おもちゃ
- ご飯
- ケージ
- 猫用の爪切り
- ブラシ
- 首輪
この他、キャットタワーや猫用ベッド、季節ごとにヒーターやひんやりマットなどがあればより猫さんが快適に過ごせるでしょう。
一人暮らしの人が猫を飼うときの注意点
一人暮らしの人の場合、とにかく留守が多くなってしまいがち。そのため、注意点もさまざまとなってきます。
それでは、一人暮らしの人に気をつけてもらいたいポイントをご紹介しましょう。
家を空ける時間が長い場合は子猫よりも成猫がベスト
仕事が忙しい人の場合、朝と夜しか家にいられない…という場合もありますね。留守の間に見てくれている同居人などがいれば別ですが、一人暮らしの場合はそうもいかないもの。
この場合、生後3ヶ月くらいの子猫を飼うのはおすすめできません。子猫はどうしても体調を崩しやすい子も多く、色々な面で手がかかりやすいもの。ちょっとした体調不良が命に関わることも少なくありません。もし猫さんの変化に気づけなければ、それが命取りになることだってあるのです。
半年を過ぎてくると、同じ子猫でもある程度体力や抗体もついてくるので、そこまでつきっきりで面倒を見なければならないこともなくなってきます。
一人暮らしの人で、かつ家を空ける時間が長いという場合はできるだけ生まれてから半年以上経った子や成猫を選ぶようにすると良いでしょう。
戸締まりはしっかりとする
春先や秋など、風を入れるために窓を開けっ放し…とする人もいらっしゃるでしょうが、猫さんを飼ったらこれはNGです。
好奇心旺盛な子の場合、ちょっとした隙間などから外に飛び出してしまう場合もあります。そのまま交通事故になったり、行方不明になったりしてしまったら、悲しいですよね。
また、野良猫と接触することで重篤な感染症にかかってしまう可能性もあります。いくらワクチンをしていても、100%安全というわけではないので、気をつけたいところ。
このように、外には猫さんを脅かすものがたくさんあります。そういった脅威から猫さんを守るためにも、戸締まりはしっかりする習慣をつけましょう。
コード類には気をつけよう
猫さんを飼う上で気をつけたいのが、電気コード類です。全く興味を示さない子もいますが、本能からぶら下がって揺れているコードに興味を示してじゃれついてしまう子は少なくありません。
万が一コードを噛み切られてしまうと私達が困るだけでなく、最悪噛んだ猫さんが感電してしまう恐れもあるので、非常に恐ろしいのです。
また、コードは適度な弾力があって猫さんにとっては噛みごたえ抜群なもの。このため、一度その感触を味わってしまうとやめられない!…と癖になってしまいやすいのです。
これが当たり前になってしまうと、外出中に猫さんがコードを噛んで感電…なんて事故が起こる可能性も否めません。
コード類は猫さんが見えないところにまとめる、カバーなどで直接噛まれないようにカバーするなど気をつけましょう。
外出時にはなるべくケージに入れる習慣を
外出している時はどうあがいても飼い主さんの目は届きません。
猫さんは、飼い主さんが見ていないところでイタズラする習性があるので、飼い主さんがいなくなった途端に運動会を始めたり、いろいろなものを漁ったりしてしまうもの。この時、うっかり人間の食べ物を食べてしまったり、水を張りっぱなしの風呂場に落ちてしまったり…という予想外のことが起きかねません。
帰ってきたら思わぬ事故で亡くなっていた…なんて、悲しいですよね。
そうした危険から猫さんを守るためにも、外出時は出来るだけケージに入れる癖をつけるのがおすすめです。猫さんの個体にあったできるだけ大きいもので、トイレや水飲み場をしっかり用意して快適に過ごせる空間を作ってあげましょう。
猫さんは運動大好きなので、できれば水飲み場は置くタイプではなく、取り付けて固定できるタイプがおすすめです。これなら、万が一ひっくり返されて水がなくなってしまうのも防げるでしょう。
いかがでしたか?一人暮らしは寂しいものですが、猫さんがいると自分の帰りを待ってくれる相手がいることが心の励みになるものです。
猫さんと幸せな日常を過ごしていくためにも、注意点や上記でご紹介したポイントには気をつけて、楽しい猫ライフを送っていきましょう。
ぷぴ子
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