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猫にノミがつくのを防止するために効果的な方法は

    抱っこされる猫

    猫をはじめとした動物を飼うえで必ず直面するのが、ノミの問題ですね。一匹いるだけで猫さんにとっても、人間にとっても厄介なノミ。しっかりと対策をして未然に防いでいきたいところです。

    ここでは、ノミについての基礎知識や予防法をご紹介します。

    ノミについて

    ノミは世界に生息しているだけでも、1000種類以上ほど確認されていると言われています。そしてノミの多くは湿気が多い所を好むため、湿気のある日本は住みやすい環境とされているのです。

    このため、特に梅雨から夏にかけての時期に繁殖しやすく、一旦室内に招き入れてしまうと冬場も暖かい部屋の中で繁殖してしまう恐れがあります。

    さらに、ノミは成長が早い上に多いと1日あたり50個近い卵を産むもの。仮に猫さんの体からノミを5匹見つけた場合、その子の寝床など暮らしている環境下には実に95匹近いノミのサナギや卵があると言われています。

    どうして飼い猫にノミがつくのか?

    お腹を舐める猫

    「自分の飼い猫は完全室内飼いだし、ノミの心配はないはず」なんて思っていませんか?私も正直そう思っていたことがあったのですが…。何気なく獣医師さんに言われた一言でハッとなりました。

    「人間は外に出るんだから、知らない間にノミを家に連れ込んでいてもおかしくないでしょ?」

    た、たしかに…。いくら猫達が室内オンリーとはいえ、私や同居人を含めた人間は気軽に外へ行ってしまう…。そこで靴やコートに付着して帰ってきてしまったら…?そのまま、飼い猫を抱き上げてしまっていたら…?

    当然、その子にノミさんはひっつきに行ってしまうわけですね…。

    他にも、最近ブームなのがわんちゃんと猫さんを一緒に飼うこと。これも、たとえ猫さんが室内猫であっても、わんちゃんは散歩で毎日外に出ますので、わんちゃんが連れ帰ってきてしまったノミが猫さんに付着してしまう可能性があります。わんちゃんと猫さんを一緒に飼われている、という方も十分気をつけたほうが良いでしょう。

    また、ボランティアで野良猫や野良犬の保護活動をしている方、野良猫との接触がある方も注意が必要です。

    自分でとる、潰すのはNG

    飼い主さんの中には、「ノミくらい自分でなんとかしちゃうから大丈夫」という方もいらっしゃるようです。

    …しかし、これは危険なのでやめてください。

    ノミなどは基本的に皮膚の柔らかい部分に吸い付きます。この際、口から突起を皮膚の内部へと差し込んで自分を固定するのです。

    この状態で無理に引き抜いてしまうと、皮膚内部に差し込まれた突起が体内に残ったままとなってしまいます。その結果、飼い猫が皮膚炎を発症してしまう危険性があるのです。

    また、ノミの体内には寄生虫が入っていることもあります。このため、むやみに潰してしまうとその寄生虫が指などに付着し、人間の体内に入ってしまうこともあるのです。

    以上の被害を防ぐためにも、自分で何とかするのは避けるようにしましょう。

    飼い猫にノミがいるのか判断するには

    放置しておけば人間にも被害が及ぶ可能性のあるノミ。できれば未然に防いでいきたいですよね。

    そこで気になるのが、猫さんにノミがいるかどうか…というところ。実際にノミがいるかどうかは丁寧に毛をかきわけて見てみないと判断は難しいですが、実は簡単に見分けるポイントも存在します。

    • 毛繕いをする時、体の毛を噛むような仕草をしている
    • 猫さんの寝床に黒い粒のようなものが落ちている
    • 執拗に体をかきむしったり、舐めたりしている
    • 体毛に黒い粒のようなものが付着している

    この黒い粒とは、ノミのフンである可能性が高く、猫さんにノミがいる証拠となります。

    もし、いくつか該当するようであれば注意が必要。猫さんにノミがくっついている可能性大です!早めの対処を心がけていきましょう。

    猫のノミ対策、改善法は?

    歩く子猫

    大事な猫さんにノミが付いていた…。
    ノミが付く前に何とかしたい!

    そんな時は一刻も早く対策・改善を心がけていきたいものですね。
    ここでは、ノミ対策と改善法についてお話していきます。

    こまめなシャンプーを心がける

    シャンプーに抵抗のない猫さんであれば、こまめなシャンプーをするのも大切です。1ヶ月に1回など、猫さんの皮膚に負担をかけない頻度でシャンプーしてあげましょう。

    ただし、猫さんの多くは水を嫌がる傾向があります。どうしても暴れてしまう、怖がってしまうという場合に無理やりシャンプーするのは、ストレスにも繋がるのでNG。その場合はシャンプーシートなどを使うと良いでしょう。

    ノミ退治のアイテムを活用

    例えば、ノミを駆除する粉末や首輪など、ペットショップでもよく目にしますよね。やはり手っ取り早いのは、こうしたノミ退治用のアイテムを活用することです。

    その他に少し費用は高くなりますが、動物病院で処方してくれるフロントラインプラスという、首筋にたらすことで全身のノミを駆除できる薬もあるのでおすすめです。

    いくらシャンプーをしていても、やはり洗いにくい場所などにはノミが潜みやすいもの。ノミを退治するアイテムであれば、根本からやっつけることができるので、手っ取り早くノミの除去が可能です。


    いかがでしたか?
    一見あまり害のなさそうなノミですが、放置しておくと増えたり猫さんを皮膚炎にしたり、貧血にしたり…しまいには人間にも付着するなど厄介なものです。

    飼い主さんと猫さんが安心して暮らしていく環境を作るためにも、日頃からノミ対策は万全にしていきましょう。

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    ぷぴ子

    2匹の猫とうさぎに囲まれてまったり毎日を送っています♪動物はどの子でも大好きですが、やっぱりうさとにゃんは格別!一緒に体をくっつけて寝ている所なんて見た時は、鼻血ものです(笑)気まぐれな我が子たちとの体験談もたくさんご紹介していきます!

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