28 Feb 2018

猫ちゃんのブラッシングをしていたら、フケのような白いものが出てくる…。そんな経験をされた飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私も、飼い猫の一人が黒猫のため、フケが出ると目立ってしまって困ることがあります。
きちんと清潔を心がけていても、こまめにブラッシングをしていても出てくることのあるフケ。果たしてどのような原因が隠されているのでしょうか。また、対策法にはどのようなものがあるのでしょうか。
猫のフケの原因
まずは、猫にフケが出る理由として考えられるものを紹介していきましょう。
体質的にフケが出やすい
人間でもきちんと毎日ケアしているのに、フケが出る…という体質の人、いらっしゃいますよね。
それと同じように、猫さんの中にもフケが出やすい体質を持つ子がいるようです。
アレルギーの可能性も?
皮膚アレルギーを持っている猫さんの場合、皮膚の炎症が起こることでフケが出やすくなる傾向があります。あまりにもたくさん出過ぎている、皮膚に炎症が見られる場合は速やかに獣医さんの診察を受けましょう。
ストレス
人間でも、ストレスを抱えているとさまざまな不調が出てきますよね。それと同じように、猫さんもストレスを抱えると常に緊張状態に置かれることから体調不良を起こしたり異常な行動に繋がったりするのです。
猫によっては、ストレスを抱えることでフケが出やすくなる場合もあるため、まずは猫さんにストレスがかかっていないかを確認しましょう。
乾燥
人間も冬場など空気が乾燥しやすくなると、フケが出やすくなる場合がありますね。このように、乾燥によってフケが出やすくなってしまう猫さんもいらっしゃいます。
空気が乾燥していない夏場でも、エアコンによって乾燥する可能性があるため、気をつけて下さい。その他、季節の変わり目は皮膚の新陳代謝も活発になり、フケが出やすくなります。
水分が不足している
猫にとって水分不足は命取り!腎臓病などの原因になるだけでなく、乾燥肌になってフケが出やすくなってしまいます。お水は常に猫さんが飲めるように、毎日新鮮なものを用意しておきましょう。
皮膚病などの病気
皮膚病をはじめとした病気にかかると、症状の一つとしてフケが出やすくなることがあります。皮膚病の他にも、糖尿病や脂漏症などもフケが出やすくなる病気です。
高齢化によるもの
人間の肌と同じように、猫さんの肌も高齢化に伴い保湿力が弱まり、皮脂も出にくくなります。このため、皮膚を保護する力が衰え、乾燥しやすい肌になってフケが出やすくなってしまうのです。
寄生虫によるもの
どれだけケアしてもフケがおさまらない…という場合に考えられるのが、ダニなどの寄生虫が原因で起こっているケースです。
フケを増加させる傾向を持つダニとして知られるのが、ヒゼンダニとツメダニ。ヒゼンダニは人間に寄生することもあるので注意が必要です。
猫さんのフケ対策
せっかく毛並みがつやつやでも、フケがあると見栄えが悪くなってしまうもの…。何とかしてフケをなくしてあげたい!と思う飼い主さんは多いハズです。
そこで、猫さんのフケ対策についてお話していきましょう。
定期的なブラッシング
古い毛が残っていると皮膚を不潔にする原因となります。定期的にブラッシングをすることで、古い毛も除去できますし、それと一緒に皮膚に付着しているフケも取り除くことが可能です。
ブラッシングの際に気をつけてほしいのは、決して強くやらないこと。強くやりすぎると、猫さんの皮膚を傷つけるだけでなく、余計にフケが増えることになる可能性もあるのです。
シャンプーをしてあげる
定期的にシャンプーをしてあげると、皮膚全体を清潔にできるためフケの予防もできます。
ただし、猫さんの多くはシャンプー嫌いなもの。シャンプーの習慣をつけたい場合は、子猫の頃から定期的に経験させてあげるようにすると良いでしょう。
また、当然ですがシャンプーの洗い残しは絶対にNG。流し漏れた部分がかぶれるなどして、フケの原因となってしまいます。
シャンプータオルや蒸しタオル
どうしてもシャワーが嫌いで洗わせてくれない猫さんの場合は、シャンプータオルや蒸しタオルを使うのもおすすめです。
シャンプータオルなら体を水で濡らすことなく清潔さを保てますし、蒸しタオルで猫さんの気持ちもリフレッシュさせてあげられます。
加湿器を設置する
猫さんのフケの原因が空気の乾燥やエアコンによるものである場合は、加湿器を置くこともおすすめできます。空気に潤いを与えることで、皮膚の乾燥を抑えてフケ防止につながるでしょう。
獣医師の診断が必要なケースもあり
飼い主さんの工夫だけでどうにかなる場合なら問題はありません。
しかし、アレルギー性のもの、病気によるもの、寄生虫によるものなどが原因の場合、飼い主さんが無理に対処しようとすると悪化する可能性が高いため注意が必要です。
明らかにフケが多すぎてブラッシングなどをしてもおさまらない、皮膚が炎症を起こしているという場合は速やかに医師の診断を仰ぐようにしましょう。
いかがでしたか?
このように、猫さんのフケには様々な原因が隠されています。そして、その原因によって対策方法も異なってくるのです。かわいい猫さんのキレイな毛並みを保つためにも、ブラッシングなどは習慣化してフケ予防を心がけてくださいね。
ぷぴ子
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