27 Feb 2018

猫さんといえば、撫でてあげるとゴロゴロゴロ…と喉を鳴らすというイメージが強い人は多いでしょう。香箱座りでくつろぎながら、ゴロゴロしている姿は本当に可愛いものですね。
基本的にゴロゴロ=猫さんがリラックスしている説が強いもの。でも、その他の理由はないのでしょうか?ここでは、猫さんがゴロゴロいう理由を中心にお話していきます。
そもそもどうやってゴロゴロ鳴らしているの?
普段はニャーとかアオーンとか鳴く猫さん達。それがゴロゴロという音を立てる、どうなっているのか想像し難いですよね?
実は猫さんの喉仏付近の筋肉が収縮を繰り返すことによって、声帯が振動します。これがゴロゴロ音に繋がっているというわけです。
その他にも、首の静脈を通っている血流が振動している音であるなどの説もあるようです。
猫が喉をゴロゴロと鳴らす理由は?
多くの方がご存知の通り、猫さんが喉をゴロゴロ鳴らすのはリラックスしている時です。飼い主さんに抱っこされて甘えている時や幸せを感じるとゴロゴロ鳴らしてしまいます。
このため、猫を飼っている人は特にゴロゴロはリラックスの時だけのものと思いがち。ですが、実は他にもさまざまな理由があるのです。
母子間でのコミュニケーションのため>
母と子猫同士でも、実はゴロゴロでやり取りをしています。子猫は生まれたばかりこそゴロゴロ鳴らすことができませんが、鳴らせるようになると母猫にゴロゴロ言ってコミュニケーションを取るのです。こうして、子猫は母猫に自分が元気であることを伝えようとします。
このように、子猫と母猫との間でもゴロゴロでのコミュニケーションが行われていたわけですね。
苦しい時にもゴロゴロ言うって本当!?
意外かもしれませんが、猫さんは病気や怪我で苦しんでいる時もゴロゴロ言うようです。また、野良猫同士では喧嘩を避けたい時にもゴロゴロ言うようです。
特に死を迎える間際にゴロゴロ音を出す猫さんは多いとのこと…。すごく怖い気持ちになりますよね。
こうした苦しい時などマイナスの意味を持つゴロゴロ音は、普段のゴロゴロに比べると低音であることが多いです。元気がなく、ずっと低いゴロゴロ音を鳴らしている場合は注意が必要。早急に獣医師の診断を受けさせてください。
このように、猫さんがゴロゴロ鳴くのにはいくつか理由があります。とはいえ、猫=必ずゴロゴロいうかというと決してそうではなく個体差があるものです。飼っている猫があまりゴロゴロ言わない猫だとしても、異常なわけではないので心配はいりません。
実際に私の家の猫さんは一人、ほとんどゴロゴロ言わない子です。飼い主としてはゴロゴロと鳴いてほしいものですが、喉を撫でてあげても何も言わず…。ちょっと寂しい気持ちになります…。
でも、その子はあまり人馴れしない子だったので、撫でさせてくれるだけでも感謝…。いつかゴロゴロと鳴いてくれるように、少しずつ信頼関係を築いていこうと思います♪
ちなみに、ゴロゴロ音って人間にもメリットがあるものって、ご存知ですか?ここからはその話をしていきましょう。
人間にもメリットのあるゴロゴロ音
喉をゴロゴロと鳴らして人間をリラックスさせてくれる猫さんですが、実はその効果、なかなか侮れません。
私達人間はストレスや疲労の毎日を送りがち。自律神経には、副交感神経と交感神経があり、前者が優位になるとストレスや疲労回復につながります。
そして、猫さんのゴロゴロ音。実は人間の副交感神経を優位にさせる効果を期待できる音とされているのです。さらに、このゴロゴロ音は低周波ですので、セロトニンの分泌も促し、幸福感を得られるようになります。
私自身、月のものでお腹が痛くて辛い時、飼い猫がやってきてお腹の上で香箱座りをするのです。一時はお腹が苦しい…なんて思ったのですが、その状態でゴロゴロゴロ…。
その音を聞いていると、なんだかとても落ち着くのですよね♪猫さん、体も温かいのでお腹も程よく温まり、生理痛が和らぐということがしょっちゅうあります。
確かにゴロゴロ音、人間にもメリットありのようです!
体調不良やストレスで弱った時はぜひ、猫さんのゴロゴロ音を聞いてリラックスしてみてくださいね。
いかがでしたか?
このように、猫さんがゴロゴロ鳴くのには様々な理由がありますし、人間にも良い効果を期待できるなど素敵な点もあるものです。
とはいえ、個体差もありますし懐いてくれた猫さんや人懐こい猫さんでないとゴロゴロ音を聞くのは難しいもの。ちょっとずつ猫さんとのコミュニケーションを深めて、ゴロゴロ音を満喫してみてくださいね。
ぷぴ子
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