7 Apr 2019

最近流行りのブサかわいいの典型のような猫をご存知ですか?その名はエキゾチックショートヘア。彼らのなんとも言えない愛くるしいしぐさは見ていて心が癒されますね。
そんなエキゾチックショートヘアの特徴や飼い方の注意点などをご紹介しましょう。
特徴
エキゾチックショートヘアの特徴はなんといっても真ん丸でちょっとつぶれた顔です。目もくりくりと丸く、鼻はぺたんこです。耳は離れており頭の形も丸というまさに真ん丸な猫といえます。
足もしっぽも短いという特徴も相まって本当にどこから見ても丸い!といえる猫です。
毛色はさまざまなものがあり、単色であればホワイトやブルー、クリーム、レッドがあります。また、タビー、バイカラー、キャリコ(三毛)といった毛色もあるため、自分好みの毛色や柄を見つけてみるというのもありですね。
歴史
エキゾチックショートヘアは作出が始まってからまだ50年ほどの新しい猫種で、その歴史は1950年代に始まったとある2つの目的から始まりました。
ひとつはペルシャにアメリカンショートヘアの毛色を与える計画、もうひとつは茶色の毛色をしたペルシャを作出しようとした計画でした。
どちらも本来の目的を達成することはできませんでしたが、その過程において生まれた子猫たちに作出者たちは着目しました。その結果、登録されたのがエキゾチックショートヘアなのです。
エキゾチックショートヘアが猫種としてCFAに登録されたのは1966年のことですが、そこからしばらくは血統書の偽装など様々な不正もあったといいます。
作出者のひとりであるキャロライン・バッセイはエキゾチックショートヘアを倫理的に正当な品種として登録を行いたいと考えて「バーミーズとペルシャのあいだに生まれた子にアメリカンショートヘアをかけあわせること以外はエキゾチックショートヘアとして認めない」という考えを広めました。
その結果、今エキゾチックショートヘアはその種を確固たるものにしているのです。
性格
基本的にとても穏やかな性格をしています。これはペルシャ譲りのものだといわれています。しかし、活発な面も持ち合わせていて、不器用ながらも精力的にハンティングを行動を行おうとするのです。これは一重に交配したアメリカンショートヘアの影響だといえるでしょう。
家族に対しては非常に甘えん坊で、いつもそばにいたがります。ですが、依存心が強いわけではありません。留守番なども問題なく行えるでしょう。ほかの猫や犬といった家族がいたとしてもうまく付き合っていくコミュニケーション能力も備えています。
飼い方の注意点
エキゾチックショートヘアの体型はペルシャ譲りですので、少々ずんぐりむっくり。運動能力はあまり高くありません。しかし、活発な一面をもつために好奇心から高いところに上りそのまま降りられなくなる、などの事故が起こる可能性がありますので十分注意してあげましょう。
また、少々太りやすい面がありますので食事の管理もしっかり行う必要があります。
起こしやすい病気と寿命
もっとも気を付けたい病気は腎臓病のhとつである多発性のう胞腎です。もともとはペルシャの好発疾患だったのですが、これはエキゾチックショートヘアでも起こりやすい病気として受け継がれています。
発症した場合は治療法はありません。多飲多尿といった腎臓疾患のサインを見つけたら早めに獣医さんに相談し、食事管理などでコントロールしていくことが必要になります。
また肥大型心筋症などの心臓病や白内障などの眼病も多くみられ、さらにホワイトの多い個体だと遺伝性難聴を発症することもあるので注意しましょう。
エキゾチックショートヘアは最近ペットショップでも多く見かけるようになりました。もしもあなたがこの猫種の魅力にとりつかれたなら、きっとそれは運命だったのでしょう。ぜひ家族として迎え、エキゾチックショートヘアとの穏やかな時間を過ごしてくださいね。
ぷぴ子
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