23 Jan 2018

猫を飼う上で把握しておきたい知識は様々ですが、中でもしっかり頭に入れておいてほしいのが爪切りについてです。
人間だって爪は伸びすぎも切りすぎも悪いもの。これは猫ちゃんも同じこと。とはいえ、猫を飼い始めたばかりだと爪切りもどうやればいいの!?と、混乱してしまうでしょう。
そこで、ここでは猫の爪切りについて、そのやり方と注意点などをご紹介していきます。
猫の爪切り、準備するものは?
爪切りなら人間と同じものでやれば…なんて思っていませんか?
それは絶対に、NGです!
そもそも猫の爪と人間の爪は構造自体全く違います。そのため、人間用の爪切りで猫の爪を切るなんて言語道断!思わぬ怪我などに繋がる危険性もあるので、絶対にやめましょう。
さて、まずは猫の爪切りに必要な道具をそろえることが大切です。
必要なものは次の通り。
- 猫専用の爪切り(ホームセンター、ペットショップなどで入手可能)
- 専用の爪やすり
- 止血剤
- 掃除機
以上を用意したら、準備オッケーです!
猫の爪を切ろう!
さて、道具がそろったらいよいよ猫の爪切り開始です。
まず、猫ちゃんを安定した場所に寝かせてあげましょう。ある程度慣れている子であれば、抱きかかえている状態でもOKです。
そのまま軽く固定しつつ、爪を切りたい箇所の足を掴みます。切る爪の部分をそっとはさんで持つと隠れている爪が出てくるので、とがった部分を切って下さい。
切る長さは伸び具合によっても異なりますが、だいたい2ミリ~3ミリ程度でOKです。同じように前足と後ろ足のすべての爪を切ってください。
前足の親指に当たる部分(少し離れたところにある指)の爪を、切り忘れてしまうことが多いので気をつけましょう。
切った後は、優しく爪やすりをかけてあげてください。こうすることで、切り口をなめらかにして思わぬ怪我などを防げます。
猫の爪切りにおける注意点は?
猫の爪切りにおいて注意しなければならないのは、何より『深爪をしないこと』です。
実際に猫の爪を出して見てみてください。先の方は半透明となっており、根元の方はピンクっぽい色となっています。この部分はクイックと呼ばれる箇所で、神経と血管が通っている場所です。
そのため、誤ってここを切ってしまうと猫ちゃんが痛い思いをする上に、出血してしまうことになるため、気をつけましょう。とにかく切るときにはこの部分を傷つけないように注意して下さい。
とはいえ、どんなに飼い主さんが注意していたとしても、突然暴れてしまったことで思った以上に切ってしまった…なんて事態も起こりかねません。
万が一このような事態が起きて出血してしまった場合は、用意してあった止血剤を使って下さい。慌てず冷静に対処してあげることが重要です。
また、切り落とした爪の先端は鋭利な場合もあります。そのまま床に残しておいたら人間が踏んで思わぬ怪我に…なんてことにも繋がってしまうでしょう。爪切りをした後は周辺に散らばった爪の残骸を掃除機などでしっかり片付けてくださいね。
猫の爪切りの頻度は?
猫の爪切りの頻度ですが、やはり爪が伸びる早さなども個体差があるので一概にはいえません。
基本的に自分の猫ちゃんの爪を時々チェックし、尖っているなと思ったら切るようにすると良いでしょう。それを繰り返しているうちに、○週間に1回で大丈夫、など自分の猫に適した頻度が見えてくるはずです。
仕草や鳴き声が可愛らしく癒やしの動物である猫ちゃんですが、やはり武器の一つと言われる爪は鋭いもの。
放置しておけば猫同士のじゃれあいで思わぬ怪我をするのはもちろん、飼い主さんも怪我を負う可能性が高くなります。そのほか、家具を傷つけられてしまう、巻き爪となって肉球に刺さってしまうなどの被害も起こる可能性が出てきます。
猫ちゃんも飼い主さんも、双方が安全に生活していくために、適度に爪切りを行うようにしてくださいね。
ぷぴ子
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