13 Nov 2018

猫といえば魚好き!というイメージを持っている方も多いかもしれませんね。実際、まぐろやかつおが使われたごはんもたくさん売られていますし。
さて、その魚の中で私達人間も食べることが多くあるしらす、これは猫に与えても問題はないのでしょうか?ついついご飯やお酒が進むしらすですが、実は猫に人間用のしらすをあげる際には注意が必要なのです。
しらす自体を食べること大丈夫だが・・
簡潔に言うと人間用のしらすを食べること自体はなんら問題はありません。しらすに毒性があるわけでもありませんし、猫にとって必要な栄養素が含まれている部分もあります。
しかし、その量に注意が必要です。
人間用のしらすというのは釜揚げされたあと、大量の塩で味付けがされています。塩分を摂りすぎると腎臓や心臓などの大切な内臓器官に多大な負担をかけることになり、重い病気を発症する原因にもなってしまうのです。
また、しらすに含まれているミネラルも大量に摂取すると猫の体に負担をかけることになります。特に気をつけたいのが結石です。余分にミネラルなどを摂取しすぎてしまうと、結晶化してしまい、膀胱の中で大きな石になってしまい、それが尿道に詰まるなどして命の危険に晒される可能性もあります。
人間用のしらすを猫に食べさせる場合は、きちんと塩抜きをしたうえで1日のうち、1食にひとつまみ程度に留め、毎日は与えないようにしましょう。
しらすの塩抜きをする
しらすを猫に与えるときには塩抜きをします。そのやり方はとても簡単。
まず、しらすを重ならないように平たいザルや網の上に広げます。そこに熱湯をかけるだけです。これで塩抜きをすることができます。ただし、熱湯をかけた直後はしらす自体がとても熱くなっています。猫に与える場合はきちんと冷ましてから与えるようにしましょう。
また塩抜きをしてあるとはいえ、やはり塩分は多少残りますし、しらすに含まれているミネラル分は減るわけではありません。塩抜きをしたから大丈夫だろうと多量に与えることはしないようにしましょう。
猫用のしらすを利用する
最近は猫用のしらすも販売されるようになりました。人間用のものに比べると少し割高のように感じるかもしれませんが、きちんと猫のために塩分や栄養素なども調整されているものなので、できればこちらを与えるようにしましょう。
また、人間用のしらすにも無塩しらすという塩を使っていないものが販売されています。こちらを利用するのもおすすめです。
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ついつい我が子可愛さに欲しがる猫にしらすを食べさせてしまうこともあるでしょう。しかし、大量に食べさせることで猫が体を壊してしまっては元も子もありません。
1日に与える量をきちんと決め、毎日は与えないこと、そして、できれば塩分の量が調整されている、猫用のものや無塩のものを使いましょう。
ぷぴ子
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