14 Nov 2018

猫の寝ている姿にはとても癒やされますよね。いろいろな寝姿を見せてくれる猫たちですが、実はこの寝相には猫の気持ちが反映されているって知っていましたか?
どんな寝相をしているときにどんな気持ちでいるのか…寝相から見る猫の気持ちを知りましょう。
警戒しているときの猫の寝相
野良出身だったり、家猫であったとしても、もともとの性格として警戒心が強い子は、寝相にも警戒が現れることが多々あります。警戒しているときの猫はどのような寝相をしているのでしょうか。
丸まっている
急所であるお腹を内側にし、丸くなって寝ている寝相はまさしく警戒しているときの寝相の代名詞といえるでしょう。言われてみれば、野良猫たちは外で寝ているとき丸くなってうずくまるような形で寝ていますね。
特に体を丸くして、顔を地面につけることなく寝ている猫や前足の上に頭を乗せて寝ている寝相は警戒を表しています。
このような寝相の猫は「いつ外敵に襲われるかわからないから、なにか危険なことが起きそうになったらすぐに動けるようにしておかないと…」という気持ちで寝ているのでしょう。
足の裏を地面につけている
まるでスフィンクスのように前足を前に出して、きちんと足の裏を地面につけた状態は警戒しているときの寝相です。すぐに立ち上がることができ、また頭は高い位置にあるため目が覚めたときすぐに周りの状況を確認することができます。
木の上で丸まって寝ている
比較的安全ではあるものの、周りの状況をいち早く確認できる場所である木の上で寝ているのも警戒の証拠だと言えるでしょう。特に木の上でお腹をかばって丸まって寝ていたら確実に警戒しています。逆に木の上でぐでーっと寝ているときはリラックスしているときです。
リラックスしているときの猫の寝相
家で飼われて長い猫や、飼い主さんを信頼している猫たちはリラックスした寝相を見せることもよくあります。どのような寝相をしていたらリラックスしていると言えるのでしょうか。
足を伸ばして伸びている
前足を伸ばして、べたーっと伸びているような状態の寝相はリラックスしている証拠です。よく家の中で日向ぼっこをしている猫に見られる姿で、この姿を見ていると飼い主までリラックスしてしまいますね。
また、この状態で飼い主さんにお尻や背中を向けている場合には、リラックスしていると同時に飼い主さんに信頼を寄せているという証拠になります。
なぜなら、猫は前は見ることはできますが、草食動物のように自分の背後のほうにまでは視界がありません。つまり、その無防備な背中を飼い主さんに向けているということは、飼い主さんは危険がないと信頼していて、かつ「僕の背中は君に任せるよ!」と言っている状態なのです。
仰向けになっている
クッションや布団の上で、急所であるお腹を上に向けて仰向けの状態で寝ているときはかなりリラックスしていると言えます。その場所は自分にとって害がない場所だとわかっているからこその寝相なのです。
この状態は「ハラ天」「ヘソ天」とも呼ばれています。この寝相を見せるようになってくれたらその猫は飼い主さんや自分のいる家を安心できる場所だと認定した、とも言える寝相なのです。
この他にも、照明が眩しいと感じたときには前足を自分の目の上に持ってきて目隠しをして寝たりすることもあるようです。このような寝相もやはりリラックスしているときに見せるもの。かわいい寝相は信頼関係から生まれていると言ってもいいでしょう。
猫が飼い主さんを信頼してくれるよう環境づくりなどをすれば、可愛いリラックスした寝相を見せてくれる日も遠くないかもしれません。ぜひ、寝相も猫の感情や信頼のバロメータと思って観察してみましょう。
ぷぴ子
最新記事 by ぷぴ子 (全て見る)
- アビシニアンの特徴・性格・飼い方の注意点は - 2019年4月11日
- メインクーンの特徴・性格・飼い方の注意点は - 2019年4月10日
- ロシアンブルーの特徴・性格・飼い方の注意点は - 2019年4月9日