8 Sep 2018

意外と鳴き声のバリエーションが多い猫ちゃん。特におしゃべりな子を飼っている飼い主さんは、「これって猫の鳴き声なの!?」というような面白い声を聞いたこともあるのではないでしょうか?
まるで会話をするかのように様々な鳴き方で接してくる猫ちゃんを見ていると、どんな事を言っているのかな?と、気になってくるもの。もちろん、猫ちゃんはその時の気持ちを鳴き声で表しているのです。
ここでは、猫ちゃんの鳴き声とその時の気持ちなどのお話をしていきます。
猫の鳴き声によって変わる気持ち
さて、ひとくちに鳴き声といってもその種類はさまざま。まずは猫ちゃんの鳴き声の種類についてご紹介していきましょう。
嬉しいとき、リラックスしているとき
飼い主さんとしては、やはり愛猫にはリラックスした気持ちでいてほしいものですよね。
では、嬉しかったりリラックスしたりしている際の猫ちゃんの鳴き声には、どのようなものがあるのでしょうか。
- ゴロゴロと喉を鳴らしている
- プルルルル、クルルルルと鳴きながら近寄ってくる
- 小さくニャッ、ニャッと鳴く
さて、1つ目の喉をゴロゴロは猫ちゃんの代表的な仕草の一つですね。嬉しいとき、リラックスしているときなどには、満足そうな表情でゴロゴロと喉を鳴らします。
2つ目のプルルルル、という鳴き声はおしゃべりな猫ちゃん、甘えん坊な猫ちゃんに多い鳴き声。ゴロゴロとは違った独特な鳴き声を発しながらすり寄って来るときの気持ちは、「会えて嬉しい」などの挨拶表現。ご機嫌な証です。
3つ目も嬉しい時に発する鳴き声。飼い主さんを見つけたとき、声をかけてもらったとき、かまってもらえてるとき…などなど。嬉しくてたまらなくて、思わず声が出てしまうというわけですね。
飼い主に何かを要求しているとき
猫ちゃんは本当に気まぐれな生きもの。ついさっきまで一人で満足そうにしていたと思ったら、突然飼い主さんに要求しだす…なんてことは日常茶飯事です。
では、猫ちゃんが何かを要求しているときにはどのような鳴き声を出すのでしょうか?
- 飼い主さんの顔を見上げて一生懸命、ニャーニャー!
- プルルルニャーと鳴きながらすり寄ってくる
- ウロウロしつつアオーアオーと大きな声で落ち着きなく鳴いている
特に猫ちゃんは飼い主さんに対して何かを要求するとき、大きな声で鳴く傾向があります。
1つ目は、主にご飯を要求しているときに見られるもの。お腹が空いてきたり、飼い主さんがご飯の準備をしていると察した途端、大きな声で主張をしてきます。
2つ目はおしゃべり猫ちゃんによくある鳴き声です。甘えた仕草で鳴いてくるなら、かまってほしい証拠。たくさん遊んであげましょう。
3つ目は欲求不満、ストレスを感じてる時によくあるものです。とにかく飼い主さんに主張したい、つまらないから遊んで!ケージから出して!などなど。まるで駄々っ子のように大きな声で鳴いている時は、思い切り遊ばせるなどして欲求を満たしてあげましょう。
怒っている、緊張などマイナス感情のとき
さて、これまでどちらかというとプラスな鳴き声をご紹介してきました。ここでは、怒りや悲しみ、緊張など猫ちゃんがマイナスの気持ちを抱いているときの鳴き声をご紹介しましょう。
- ギャーッと叫ぶような声をあげる
- ケッケッケッ、カッカッカッと声をあげながら獲物を見つめている
- 毛を逆立ててフーッ、シャーッと声を上げる
- ウーッと低い声でうなる
- 身を縮こませたり毛を逆立てながらアオ~ンと鳴く
これらの鳴き声は、どれも威嚇や警戒、狩猟本能が刺激されているなどの際に発します。飼い主さんに怒られたとき、同居猫同士でケンカをしているときによく見られるでしょう。
気が立っていたり、興奮していたりすることもあるので迂闊に手を出してしまうと噛みつかれることも。注意しましょう。
猫の鳴き声がうるさい!どう対処すればいいのか?
個体差にもよりますが、猫ちゃんによっては鳴き声が大きかったり、無駄鳴きしてしまったり…という問題に繋がってしまう場合もありますね。
我が家の猫も一人がとってもおしゃべりさん。機嫌が良い時は可愛くアピールしてくれますが、不満やストレスがたまればすぐにアオーンアオーンと大合唱を始めてしまいます。
猫ちゃんがうるさく鳴いてしまう原因のほとんどは、欲求不満やストレスなど。そのため、猫ちゃんが求めていることを解消してあげれば鳴き止んでくれる可能性も高いのです。
たとえば、寝てる時にうるさくなってしまう場合は寝る前に思い切り遊ばせて疲れさせましょう。こうすれば、猫ちゃんも疲れてぐっすり眠ってくれるようになります。
トイレが汚い場合はトイレをキレイにする、お腹が空いているときはちょっとおやつをあげてみる…などなど。また、環境が変わるなどして不安から鳴いている場合は猫ちゃんが眠る場所に温かい湯たんぽ、飼い主さんのニオイがついたタオルなどを置いておくと安心することもあります。
うるさいからといって叱るのではなく、猫ちゃんの要求を満たしてストレスなく静かにできるようにしてあげてくださいね。
こんな時は注意してあげよう!
猫ちゃんの鳴き声と状況によっては、注意が必要な場合があります。
例えば、夜中にうろうろと徘徊しながら意味もなく鳴いていてそれが毎日のように繰り返される場合。若い猫であればストレスや不安によるものですが、高齢猫の場合は認知症の症状である可能性もあるでしょう。あまりにも頻発するようであれば、早めに獣医師に相談するようにしてください。
また、猫ちゃんがリラックスしているとき=ゴロゴロと鳴く…というイメージが強いですが、実はこのゴロゴロ鳴き、具合が悪いときに発することもあるようです。このゴロゴロ音には自分を落ち着かせる効果もあるのだとか。
もし、ゴロゴロ鳴いているけれど元気がない、食欲がない、ぐったりしている…といった場合は病気や怪我の可能性が高いです。すぐに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
いかがでしたか?
猫ちゃんは、鳴き声だけでも様々な気持ちを表現していることがわかりますね。言葉を話せない猫ちゃんだからこそ、一生懸命語りかけてくれる声に耳を傾けることは大切です。猫ちゃんからの気持ちを受け止めつつ、信頼関係を築いていってくださいね。
ぷぴ子
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