13 Aug 2018

世間は今や、猫ブーム。愛くるしい猫ちゃんの姿に毎日癒やされてみたい…。と、猫ちゃんとの共同生活を夢見る人も少なくないでしょう。
でも、猫を飼うのが初めてだったり、そもそも生き物を飼う事自体初めてだったりすると、不安がつきものですね。
何を準備すればいいのか?
飼い方のコツは?
…などなど、分からないことだらけですね。
そこで、今回は初めて猫を飼う人必見!準備するものや飼い方のポイントなどについて、お話していきます。
猫を飼う前に準備するものは?
これから猫を飼う!よし、早速お迎えしよう…と、その前に。猫ちゃんをお迎えする場合、まずは必要なものを準備することが大切です。
それでは、猫ちゃんをお迎えするにあたって必要なものを、ざっと挙げていきましょう。
- ご飯と水用の食器
- 猫ちゃん専用のフード
- トイレとトイレ砂(お迎えするねこちゃんの頭数+1つ)
- ケージ
- 爪とぎ
- おやつ
- おもちゃ
- お掃除用グッズ
- ミルクやブドウ糖(子猫の場合)
- ブラッシング用の道具
- ベッド、キャットタワーなど
- 爪切りなどお手入れグッズ
- キャリーケース
…と、このくらいでしょうか。
まず、トイレやご飯関係のものは当然ながら必要です。爪とぎ、おもちゃ、キャットタワーなども猫ちゃんのストレス解消には欠かせません。おやつはコミュニケーションを取るのに役立ち、キャリーケースは動物病院に行くときなどに必要不可欠なもの。
さらに、猫ちゃんは毛の生え変わりがある生き物なので、定期的なブラッシングも重要です。これを怠ると、毛繕いで抜け毛を舐め取ってしまい、それが蓄積して胃の中に毛玉が残ってしまう(ヘアボール)ことになります。
また、ケージについて。猫ちゃんは室内を自由に歩き回るイメージがある方も多いでしょう。確かに、飼い主さんがいる状態であれば、そのほうが猫ちゃんもストレスフリーとなるため、問題ありません。
しかし、外出中など長時間目が離れてしまうときもフリーにしておくのは危険なもの。入ってはいけない場所や危ない所に立ち入ってしまうだけでなく、人間の食べ物や異物を誤飲して命に関わることにつながる可能性もあるのです。
そのため、外出の時に安心できるよう、ケージを用意しておくことを強くおすすめします。
お部屋も準備を整えて
猫ちゃんを迎えるにあたって、室内の環境を整えておくことも大切です。散らかっていたり、小物などが散乱していると、猫ちゃんの怪我や誤飲に繋がります。
ビニール袋も好んでかじる猫ちゃんがいるので注意が必要。破片を飲み込んでしまったり、首に取っ手が引っかかって危険です。
また、観葉植物を置いている場合は猫ちゃんが触れない場所に移動するなどしておきましょう。種類にもよりますが、中には葉っぱを食べてしまうと猫ちゃんが中毒症状を起こしてしまう植物もあります。猫ちゃんをお迎えする上で、植物の管理には十分注意してください。
猫ちゃんの中には電気コードの噛み心地が好きでかじってしまう子もいます。コードがボロボロになるだけなら買い替えなどで済みますが、かじった時に感電してしまうと大変危険です。かじられないようにきちんと対策をしておきましょう。
他にも、愛猫が溺れてしまうのを防ぐために浴槽にお湯をはっているときは立入禁止にする、脱走を防ぐために窓など戸締まりはしっかりする…などなど。
迎える前に今一度お部屋の環境が適切かどうか、チェックしておいてくださいね。
猫を飼う上でのポイントとは?
せっかく迎える大事な家族。良きパートナーとして長生きしてもらいたいですよね。
そこで、猫ちゃんを飼うにあたってのちょっとしたコツについてお話します。
猫ちゃんは、腎臓や尿道などの病気を起こしやすい動物です。祖先が砂漠で生きていたと言われている猫ちゃんは、水分補給に鈍感な生きもの。個体差はありますが、猫ちゃんによっては面倒臭がってぎりぎりまで水を飲もうとしない…という場合もあるのです。
定期的に水分を補給していないと、尿が濃くなり尿石ができて…結果、尿路結石につながってしまいます。また、トイレを面倒臭がって膀胱炎を起こしたり、腎臓に負担をかけてしまう…などなど。こうした悪循環に陥りやすいんですね。
特に、去勢した男の子が尿路結石や膀胱炎を起こしやすくなっています。男の子は女の子に比べて尿道が狭く(シャープペンの芯程度)、石も詰まりやすいのです…。
また、避妊去勢手術を済ませた猫ちゃんは総じて食欲が増し、太りやすくなるため余計にこうした病気を起こしやすい体質に繋がってしまいます。
猫ちゃんを飼う上で大切なのは、こういった猫ちゃんがなりやすい病気を予防するためにも、水をどのくらい飲んでいるか、トイレはきちんと出ているか…などを頻繁にチェックすることです。そして自分の愛猫の性格や好みなどを観察し、欠点がある場合はどうすればそれを補えるか考えること。
例えば、水をなかなか飲んでくれない子なら水にまたたびなど好みの味をつけてみたり。トイレに行きたがらない子ならトイレの数を増やしてみたり…。
とにかく日頃から愛猫のことを徹底観察!これだけでも、ちょっとした異変にすぐ気づきやすくなるでしょう。
猫を飼う、心構えはできていますか?
愛くるしい仕草が話題の猫ちゃん。見ているだけで癒やされるものですが、当然ながら猫ちゃんも一つの命。生きものです。
お腹がすくし、排泄もするし、病気にもなるし…。そう、私達人間と一緒なんです。猫だから放置しても大丈夫…そんなことは決してありません!
猫ちゃんを飼うことを決めたなら、一つの命を預かるという心構えが必要不可欠です。それ故、当然コストもかかります。
特にかかってくるのは、病気になったときの医療費。毎年の健康診断、ノミ・ダニ駆除、フィラリア予防、予防接種などなど。言葉を発せない動物だからこそ、神経質なくらいの管理が必要なのです。
また、自動車事故や行方不明などを防ぐためにも、できるだけ室内飼いをしましょう。特に未去勢未避妊の猫ちゃん、予防接種を受けていない猫ちゃんを安易に外へ出すのは絶対にNG。
その子達が野良猫と接触することで、感染症をもらってきてしまったり、妊娠してしまう可能性が高くなります。感染症によっては、命にかかわる危険性も…。
また、妊娠に繋がれば子猫が生まれてどんどん猫が増えてしまうことになります。実際、未去勢未避妊によって猫が増えすぎて飼育崩壊が起きているのも事実です。そうした悲劇を繰り返さないためにも、避妊去勢手術・予防接種は必ず行うようにしてください。
いかがでした
猫ちゃんを飼う…言うのは簡単ですが、実際にお迎えした後は大変なこともたくさん待っています。しかし、飼い主さんがきちんと愛情を注ぎ、向き合えば猫ちゃんは一番のパートナーとなってくれるでしょう。
なついてくれた猫ちゃんがお出迎えしてくれたり、へこんだときに寄り添ってくれたり…。その可愛らしさはプライスレスです。
きちんと心構えをして、環境や必要なものを準備して…あなたも猫ちゃんとのライフを送ってみてはいかがでしょうか?
ぷぴ子
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