9 Aug 2018

のんびりくつろいでる姿が癒やしの猫ちゃん。その愛らしい姿を見ながらナデナデしていたら、突然がぶりと手に甘噛みしてきた!そんな経験ありませんか?
その他にも、様々なシチュエーションで愛猫に甘噛みされたことがあるという飼い主さんは多いハズ。飼い主としては、「どうして噛むの?もしかして嫌われてる…?」と、不安になってしまいますね。
はたして猫ちゃんの甘噛み、どのような意味が込められているのでしょうか?ここでは、猫ちゃんの甘噛みについてお話していきたいと思います。
猫ちゃんの甘噛みに込められた意味とは…?
猫ちゃんの甘噛みに込められる意味は、甘噛みされる状況などによって異なります。それぞれのシチュエーションごとに説明していきましょう。
本能からの甘噛み
猫ちゃんとおもちゃで一緒に遊んでいたら突然手にがぶり。あるいは、歩いていたら急に足に向かってがぶり。そんな経験ありませんか?
このような状況での甘噛みは、猫ちゃんの本能からくるものである可能性が高いです。
遊んでいるうちに人の手もおもちゃに見えてきたり、動く足が獲物に見えて興味がわいてしまったり…。そうした理由から本能を擽られて、うっかり甘噛みしちゃうわけですね。この場合は仕方ない甘噛みなので、許してあげてくださいね。
愛情表現での噛み
くつろいでいる猫ちゃんを撫でているときに、嬉しそうにスリスリと顔を擦り付けながら控えめにかぷりと甘噛み…。
なんだか嬉しそうな様子なのに噛んできて、どうしたの~?という経験、したことありませんか?
特に甘えん坊な猫ちゃんによく見られるものなんですけれども。嫌そうな表情や声でなければ、愛情表現からの甘噛みと判断して問題ありません!もともと、猫ちゃんの親子は愛情表現として、互いに甘噛みをしあいながら生きているのです。
うっとりした表情で甘噛みをしているのであれば、猫ちゃんはあなたに対して家族のような愛情表現を向けているということになります。猫ちゃんによっては甘噛みといってもちょっと痛い場合もありますが…。愛情ゆえの行動なので我慢してあげてください…!
ちょっとご機嫌斜めなサイン!?
猫といえばコロコロと機嫌が変わる生き物の代表、ともいえる動物ですよね。ついさっきまで嬉しそうにしてたのに、突然不機嫌そうな表情や鳴き声を出し、挙句の果てにはシャーッと威嚇まで…。なんてこと、よくある話です…。
黙って撫でさせてくれていたのに突然甘噛み。しかもなんだか機嫌が悪そう…。愛情とは違った雰囲気で何度も噛んだり引っ掻こうとしてきたりする…。
このような場合は、猫ちゃん…すっかり不機嫌モードに入ってしまった可能性もあります。
「もう触らないで!」
「やめて!放っておいて!」
そんな気持ちの現われとなるので、不穏な気配を感じたらそっとしておくが吉です。
発情期による甘噛みも
特に男の子の猫ちゃんの場合、元々の習性から甘噛みをすることもあります。
それが、発情期。発情期の男の子は、女の子との交尾において首根っこに噛みつき、動きを抑制しようとするのです。
そして、この発情期特有の行動、猫同士でやることもあれば猫ちゃんが人間に行うこともありまして…。足などに対して甘噛みし、動きを抑制しようとするわけですね。
この場合は発情からくる行動なので、去勢手術を済ませると改善できる可能性が高くなります。
子猫の場合は歯が痒い可能性も?
人間の赤ちゃんも乳歯から永久歯に変わる際、痒くなって色々なものをかじりたくなると言われていますよね。これ、猫ちゃんも同じなんです。
子猫がしきりに甘噛みをするようになった…という場合は、歯の生え変わりによるむず痒さが原因の可能性大。この場合は永久歯に生え変わることで自然と甘噛みもなくなっていくので、長い目で見守ってあげてください。
甘噛みがヒドイ猫ちゃん…どうすれば…?
さてさて、このように、甘噛みといっても様々なパターンがあること、お分かりいただけたでしょう。
愛情表現…なんて言われてしまうとついつい嬉しくなってしまうところですが…。甘噛みといっても、尖った牙を持つ猫ちゃん。個体差はありますが、猫ちゃんによっては甘噛みがめちゃくちゃイタイ…ってこともありますよね。
あまりにも痛すぎるといくら愛情表現といえど、習性といえど、やはり我慢できないもの…。特に小さなお子様がいらっしゃる場合なんかは気が気じゃないですよね。
そこで、甘噛みを少なくするための方法をいくつかご紹介しておきましょう。
噛んだら遊んだり構うのをやめて無視を決め込む
猫ちゃんが噛んだら、その習慣からぱったり猫ちゃんのことを無視しましょう。これを繰り返すことで、「噛むと遊んでもらえない、つまらない結果になる」ということを猫ちゃんが覚えていきます。根気強さが必要ですが、何度も繰り返し行いましょう。
ただし、長時間無視するのはNG。猫ちゃんは無視された理由が何かを忘れてしまうので、数分程度の無視に抑えましょう。
大きな声を出す
噛まれた時に「こら!」など大きな声を出しましょう。声で猫ちゃんを驚かせてやめさせる、というのを繰り返し行ってください。
多頭飼育の場合は一緒に遊ばせるのも有効
猫ちゃん自身、実は力の加減がわからない場合もあるといいます。もし、多頭飼育している場合は同居猫と思い切り遊ばせてあげてみましょう。
これにより、相手から噛まれることで「噛まれる=痛いこと」と学んでくれるようになります。その結果、甘噛みする場合も力加減を考えて噛めるようになるわけですね。
ストレス発散をさせる
ストレスがたまりすぎていると、猫ちゃんによっては攻撃性が強くなることもあるといいます。特にやんちゃで遊ぶことが大好きな猫ちゃんの場合、ストレスは大敵です。
キャットタワーなどを設けて思い切り遊べる環境作りをしたり、思い切り飼い主さんが一緒に遊んでみたりしてください。これによって、猫ちゃんの攻撃性が低下し甘噛みの頻度も少なくなる可能性があります。
いかがでしたか?このように、猫ちゃんの甘噛みは理由のある行為の一つとされています。
言葉を発さない、猫ちゃんからの貴重なメッセージであることは間違いなし。しっかり向き合って、猫ちゃんからの思いを受け止めてあげてくださいね。
ぷぴ子
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